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2011年11月

2011年11月12日 (土)

タバスキ=羊祭り

今週月曜日は、イスラムの方々にとっての一大イベント、「タバスキ」でした。

このお祭り、日本のお正月にあたるもので、この日に大量の羊が天に召されます

セネガルだけではなく、世界中で(今年は11月の6日、もしくは7日)大量の羊が天に召される日です。

なぜ羊が天に召されるのか、それはタバスキ=犠牲祭=羊が貢物だからなのです。

ネットで調べたところ、「旧約聖書の、アブラハムが信仰の証として最愛の息子を神の生け贄に捧げようとした故事にならって、一家の家長たるものは、その資金力に応じて、羊を最低一頭は殺して神に捧げなくてはならない。」ということらしい。

セネ人もそんなことを言っていたので、私のリスニングは大体当っていたようだ。ふはは。

と言いうことで、羊はこの日のために飼いならされ、ご飯を食べさせられ、町のいたるところで羊の群れを目撃する。

各家には最低1頭、多くて4頭とかそれ以上。

とにかくメーメーべーべー言ってるわけです。

そして、来るタバスキの日。

この日は特別な日なので、私も気合いを入れてセネ人宅に前日入り

朝から女たちは、掃除、羊をおいしくいただくためのソース作りに励む。

私も一応お手伝い。

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このころ、男たちは上等な正装を着てモスクへお祈りに向かう。

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ちなみに右から2番目の彼は一番の筋肉。

ぎゅっとされたいセネ人ぺちゃランキング、ナンバー1・2を争う人です。

モスクから帰ってきたと思いきや、すぐさま、ジャージに着替える男たち。

ついにその時がきました!!

庭に直径20センチほどの穴を掘り、羊登場!!

この穴の上で首を切ります。

穴=血溜め

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先輩隊員は「羊は殺される瞬間悟ったように静かになる」と言っていたけど、私にはこれから何が起こるのか全く気が付いていないように見えた。

次の瞬間、家長であるお父さんが大きなナイフを持ってやってきた。

そして、ザク、ザクッ

首から大量の血が…

首を切る瞬間は、怖くて見れませんでした(目をつぶってビデオに収めたけど)。

その時の、羊の様子とかは、音でなんとなく聞こえてきて、それがすごくこわかった。

そこから、羊の動きが鈍くなって、動かなくなった。

さっきまで生きていたものが息絶えていくところを見るのはこんなにも辛いことなのかと思った。

しかし、毎年行っている恒例行事、さすがのセネ人、今さっき息絶えた羊の皮をはぎ、首を取り、肉を手際よくとり、骨を砕き…

その作業中の写真。

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ここもて!と手伝わされた…

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床にはいろんなものが飛び散っています(何かとは言いません)。

そして解体作業しているそばからフォアのグリエが始まりました。

解体作業の手伝いを逃げながら、影からこっそり見学していたら、フォアの見張り番(猫が食べないように)を任され、パシャリ。

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こんなにおいしそうなのに、このときはさすがに食欲がわかなくて、出来立てのフォアのグリエを渡されても、“さっきまで生きていた”と思うと、ほとんどのどを通りませんでした。

私も意外に人間だったんだな、と思いました。

でも、ここはセネガル。

セネ人は肉を切りさばきながら(手も洗わずに!)グリエやらパンやらを頬張り、骨をしゃぶる。

すごいな~。

末っ子のアメットが「おれも~疲れちった~」と言って座り込む。

「ビンタ写真撮って~♪」と言われてみると、肉と内臓が入ったたるに足をだらーっと伸ばして骨をしゃぶるアメットを発見。

えーっと思いながらも、この表情にはもえ~としてしまった。かわいい。

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こんなところでよく食べ物を…慣れって怖いですね。

さて、そんなこんなで、解体作業は終了。

ここからは女の作業です。

私はもちろん、み・る・だ・け。

切った肉を一度鍋で煮込み、それからグリエに。

この辺になってくると、さっきの恐怖感や罪悪感よりも、はるかに大きな空腹感に襲われるようになってくる。

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う、うまそう。ごくり。

そしてお昼の用意ができましたよ!っと。

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もちろんタリベちゃんにもおすそ分け!

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おいしいだろ~?

おいしいんです!これが全然くさくなくて。

だって新鮮だもんね~。

というわけでおいしくモリモリ頂いてしまいました。

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羊さん、ありがとう。

命を頂いて生きていることを実感させていただきました。

ちなみにこの家では4頭の羊を犠牲にしました。

ここから羊肉をひたすら食べる日が始まります。

前半戦はこれにて終了。

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2011年11月 5日 (土)

無理やり?押し付け?上等だーーーー!!!!

いや~もう11月ですか。

月日が経つのは早いものですね。

協力隊に応募してみよう!!と思い立ってから、2年が経ちました。

長野市は駒ヶ根で研修を受けてから1年が経ちました。

セネガルに来て10か月が経ちました。

「1年過ぎたら早いよ~」と先輩隊員によく言われますが、1年目からすでにこんなに早く感じてて大丈夫でしょうかね~?

バカンスが終わり、学校がチラホラ始まってから、1か月。

結局先輩隊員が言っていたように、10月に授業が始まると言いつつ、みんな学校に集まってくるのが11月頃で、授業が始まったと思ったらタバスキ(ムスリムの人にとって最大のお祭り)で学校お休み、という流れのまんまです。

それでも駆け込みで、無理やりでも押し付けでもいいから何かやってやる!!という気持ちで、タバスキ前にちょっと授業をやらせて頂きました。

とりあえず、今年も去年と同じ学校2校で活動してます。

1つは、イブライマ小学校というクラス数、生徒数ともに程よい感じの、過去3代に渡って隊員が配属されていた学校です。

ここでは同任地同職種の亀チャンと一緒に働いています。

この学校を“ボランティア活動校としてモデル校にしていきたい”というのが私たちの思惑。

個人的にはここで作ったものとか、活動内容をどんどんIDEN(教育委員会)に掲示していきたいと思っています。

それで、手始めに無理やり子供に作ってもらったこの作品。

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なかなか素敵でないですか?

一応横に、準備物とか、作成手順(写真つき)の資料も貼ってあります。

「IDEN」の文字は私が下書きして、子どもたちに内側を塗ってもらったんですけど、初めての絵具に真剣になって取り組んでいる子どもたち、かわいかったですね。

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あまり布で作ったポンポンを使って上手に染めてくれました。

ちなみにこの子たちは日本の4年生に当たります。

後は手形をポンポンポン。

これは簡単なので3年生のクラスでもできました。

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絵具を手に付けるとき、くすぐったいらしくもぞもぞする子が続出、もえ~。w

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最後の記念撮影、真ん中の文字を変えて全クラスに実施予定。

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2校目はアボトコマ小学校。

こっちの学校、本当に活動しづらい!!

先生たちのやる気もあまりなければ、私の活動に積極的に協力してくれる姿勢もない。

今まで何度も「この学校やめよう!」と思わせてくれた学校です。

しかし、そんなことでくじけたくない

今やめたら負けたみたいで悔しい!!

という負けず嫌い根性でやめれず、今年もボランティアとして入ることにしました。

ただ、今年は「ゴミはゴミ箱へ!」の精神を広げることを目標にやろうと決め、学校初めからずっと校長先生にゴミ箱の設置をお願いしています。

この学校の校庭、本当に汚いんです!!

先生たちも、平気でゴミを地面に捨てます。

こんなの普通じゃないから、「ここは日本じゃない」と言われようが、「掃除したって全然きれいになってないじゃないか」と言われようが、「絶対おかしい!絶対ダメ!!」と子どもにも先生たちにもわかってもらいたい、そう思っています。

と言うことで、無理やりでも押し付けでもいいから、何かゴミに関するアクティビティをしよう!と「ゴミはゴミ箱へ」のポスター作成。

グループ活動にして、2週間にわたって完成した作品がこんな感じ。

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こんな感じで初めてにしてはなかなかの出来映え。

普通だとみんな他のグループの真似をしてしまうんだけども、これは割と各グループの良さが出ててよかったです。

ちなみに私が例として見せたのがこれ。

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面白いのが、ゴミ箱の色。

みんなゴミ箱の色を知らない?のか、私が染めた黄色を真似しています。

「ゴミ箱って黄色なんだな~」って思った子もいたかもしれませんね。

本当は何色だっていいのに、私の絵を見てゴミ箱=黄色と思った。

それぐらい、このセネガルに「ゴミ箱」という存在がないことを実感しました。

このポスターはIDENはもちろん、市役所や病院、町のいたるところに貼ろうと計画中。

今後もこの学校ではポスターやらゴミ箱やらを作っていこうと思います。

Kaolackゴミ拾い活動とも徐々にからめていけたらいいな~。

ある方のweb日記に 「彼らに感動してもらうには、まず自分が感動していないといけない。」という一文が書いてありました。

相手に求められることをやる、押し付けがましくならない、ということを意識していたつもりで、相手に楽をさせて、自分も楽をしていた気がします!

でも、本当に彼らに変わってほしい!と思うから、私は本気なんだぞ!!という気持ちを前面に出して活動していきたいです。

そのためには、最初は無理やりっぽくても、押し付けがましくても、本気でぶつかって向こうを本気にさせてみようじゃないか!と思えました。

上等じゃーーーーかかってこいや~!!!!!!!

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